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親愛なる Kaity

超美人(と私達が勝手に思っている)Kaityは今日も元気にそして気高く胸を張っています。
我が家のJackとKaityは「耳」が立っています。当然、お二人ともショードッグには向いていないし、
足も細くてジャックラッセルの基準というのがあるのであれば基準外に?!なるのかな・・・・・・
専門家からみたら「論外」って言われちゃうかも・・・・・・・
でも、いいんです。私にとってJackとKaityは血統証がなくてもいとしい家族なのだから。053.gif

主人が「今年のMVPはKaityだね」と言いました。
なるほど、今年のMVPは彼女に決定!!と私も賛同!!
妊娠&出産&子供の死&育児&避妊手術と小さな体は今年一年頑張りました。

子供の死とありましたが、Kaityは今回の出産で本当は4頭(♂2+♀2)産んでいます。一番最初に産まれたのは男の子で、模様もすっかりJackに似ていてみんなで喜んだものです。
胎盤に包まれて産まれた子はとても元気に動いていました。でも、だんだん動かなくなって私がKaityから
取り上げ一生懸命「頑張って、頑張って」とやわらかいガーゼで何度も背中をこすると子ネコみたいな声で
鳴き出しました。
「よかった。大丈夫」「大丈夫、助けるからね」って約束していたから元気な声を聞いた時、本当に安心しました。
一番元気な声で鳴いて動き回っていたから元気な証拠だって勝手に思い込んでしまった私達・・・・・・・
翌日も元気いっぱいKaityのおっぱいを探して目が見えないのに本能で探しまわっていました。
私達も幸せのおすそ分けをもらった気分でJackの散歩にでてしまったのです。
すると、留守番をしていた娘からの電話が「あのね、赤ちゃん、1人動かないの・・・・」の一報でした。
急いで、家に帰り主人が確認に行くと「・・・・・・・・ダメだった。本当に動かない。よりによって、Jackに一番
似ている子だ」

触ると、まだ温かくて、とうてい死んでいるように思えませんでした。主人から赤ちゃんを取り上げ、鼻に口をつけ息を吹き込んでも、心臓をやさしくマッサージしても、背中をマッサージしても彼の声を聞くことはありませんでした。蘇生している私をKaityはずっと見ていたのだと思います。でも、ダメでした。
Kaityに「ごめんね」と何度も言うことしかできませんでした。
(その後、体重を計ってみると彼だけ増えていませんでした・・・・・・)
出産に立ち会った私達の子供も涙が枯れるほど泣き崩れ、仔犬を抱き「戻ってきてよ」と泣いていました。
でも、私達夫婦は次を進んで行かなければなりませんでした。
まずKaityに今何をしてあげなければいけないのか。冷たいようですが悲しくても、残された子供のためにKaityのために、Jackのために。
泣きつかれた子供たちを納得させ、お庭の「ヤマモモ」の木の下に埋めてあげることにしました。
そして、「Jr.]という名前をつけました。
この日は「生」と「死」が常に隣り合わせなのだと子供たちも私達も教えてもらった日でした。
息子は今でも、「うちは10人家族なんだよね~本当は」と言います。じつは、少し躊躇したのですが、前のページに産まれたての赤ちゃんの写真を乗せていますが、あれが「Jr.」です。なんとなく、家族の彼も一員なんですと証を残しておきたくて・・・・・・・
たった数時間私達の家族になった彼の事が忘れられず5か月が経ちました。

Kiatyは母乳で仔犬たちを育てました。母乳を与えるということは常に高栄養のごはんを食べなくてはならず、
彼女は一生懸命子供たちのお世話をしていました。不思議です。人間もそうですが、出産したとたんに
「お母さんに」なるのです。食べても食べても栄養を仔犬に取られ、ボロボロになっていくKaity。
やせていくKaity。きれいだった毛もボロボロになり、それでも彼女はお尻をなめオシッコをさせ、ウンチをさせ、それはもう立派なお母さんです。「ハチャメチャ」なKaityではなく力つよいお母さんです。

そして、今年の10月。これからの彼女の身体の事や今後の事を考えて避妊手術をすることにしました。
病院に一泊して迎えに行った時、獣医さんから「オシッコせず。ずっとシャンと胸を張って座っていたと聞きました。
Kaityらしいな~
帰宅すると、まず仔犬たちが全員いるか確認し疲れたようで一日寝ていました。

そんなKaityに我が家のMVP賞をあげたいと思います。
よく頑張ったねKaity
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by 09020503 | 2010-12-17 16:02 | Kaity